ビルベリーとは
ブルーベリーとは、およそ300種類ともいわれる数多くの品種の総称です。また、ブルーベリーに極めて近い、パッと見ただけでは分からない別の種類の植物もいくつか存在しています。それらはブルーベリーの兄弟や親戚といった感じのものですが、そのなかでも代表的なものがビルベリーです。ビルベリーもブルーベリーと同じく、ツツジ科の植物なのですが、もっと細かく分類していくと、別の植物ということになります。また、ビルベリーとブルーベリーでは、故郷も異なります。ブルーベリーの故郷が北アメリカなのに対して、ビルベリーの故郷はヨーロッパになります。具体的には、スカンジナビア半島、スコットランド、アイルランドといった地域になります。
ビルベリーとの違いは、生まれ故郷だけではありません。素人である私たちが、何も知らずに実だけを見ても区別はつかないかも知れませんが、実は木の高さがまったく異なっています。ブルーベリーは人間の手によって品種改良が施された栽培種がほとんどで、その高さは1.5~3メートル。ビルベリーの高さは、20~40センチほどにしかなりません。決定的な違いといえば、先ほどもお話ししたように、ブルーベリーは人間の手によって育てられた栽培種がほとんどですが、ビルベリーは野生種です。含まれている成分にも違いはありますが、実そのものの味や見た目にほとんど差がないために、ブルーベリーとビルベリーは同じように食品などに加工され、私たちに食卓に上っています。
ブルーベリーとビルベリーは、食品としては同等に扱われますが、含まれている成分が異なることで、大きな差が出る場面があります。ビルベリーは昔から糖尿病や腸疾患の治療に役立つ薬として使われるほか、目の健康や血管・血流をよくする薬としても使われていました。現在でもビルベリーは、フランスやイタリアをはじめとする各国で、医薬品としての効果が認められています。残念ながらブルーベリーは、成分の含有量や効果の違いから、医薬品として認められてはいません。しかし、ブルーベリーも私たちの体に良い影響を与える貴重なフルーツであることに変わりはありませんから、しっかり摂取したいですね。


