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肝油の成分

肝油が昔から日本人に親しまれてきたのは、食事に足りない栄養素の補給のほか、目や皮膚の健康を守り、骨などの成長を助けるとされてきたためです。肝油は、戦後の学校給食に登場するほど日本人の生活に密着していましたが、食生活の変化などの要因もあって、少し陰が薄くなっていた時期もありました。ところが、最近になってその大切さが大いに見直されるようになっています。肝油が見直されるようになったのは、日本人の健康志向の高まりが要因で、肝油の持つ栄養素や成分に注目が集まっているからです。

肝油に含まれるのは、ビタミンAやビタミンDといったビタミン類が中心。それらをしっかりと体内に補給するために、魚の肝臓にある液体や脂質から肝油が作られてきました。かつての日本では主に、サメ、タラ、クジラの肝臓から肝油を精製していましたが、最近では、サメの肝臓から作られる鮫肝油が高い人気を獲得しています。その理由は、鮫肝油に含まれる成分の構成に秘密があります。サメ以外のタラやクジラの肝臓からできる肝油に比べ、サメの肝臓からできる鮫肝油には、スクアレン、スクワラミン、コンドロイチンなどの成分が多く含まれています。これらの成分は、健康や美容に大きな効果をもたらす成分として注目を集めており、とくに女性には関係の深い成分として知られています。

スクアレン、スクワラミン、コンドロイチンといった成分が、肝油、とくに鮫肝油に多く含まれますが、鮫肝油の大半がスクアレンで占められています。そのスクアレンという成分は、明治時代の日本の学者が発見した成分で、化粧品の主な材料として使われています。そのため、スクアレンは美容に良い成分として女性に知られているのです。美容に良いスクアレンを体内に摂取できる肝油は、健康と美容を同時に手に入れられる健康食品として、女性からも人気を博しています。しかし、スクアレンが深海に住む鮫の肝臓から抽出される、貴重な成分であることは、これまであまり知られていなかったようです。



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