深海鮫とは
肝油の原料は海に住む生き物の肝臓から取れる液体や脂質です。日本では、サメ、クジラ、タラといった生き物の肝臓が、肝油の原料として用いられています。しかし、どの生き物の肝臓でも、同じような肝油が作られるわけではありません。現在、日本でもっとも人気が高いのは、サメの肝臓から取れる「鮫肝油」です。鮫肝油の原料となるサメは、「深海鮫」と呼ばれるサメで、海底300~1400mに住んでいます。また、深海鮫は4~4億5千万年前から進化していないサメといわれています。
深海鮫の住む、海底300~1400mの深海には日光が届きませんし、非常に高い水圧がかかっています。しかも、酸素も極めて薄いという想像を絶する環境です。そのような環境ですから、通常の生き物が住む海とは違って、生命を維持していくために必要なエサや栄養分などもほとんどありません。では、そのような環境で、深海鮫はなぜ生命を維持できるのでしょうか。その秘密は、深海鮫が持つ大きな肝臓にあります。
深海鮫の大きな肝臓には、厳しい深海で生命を維持するための成分が豊富に含まれているのです。さまざまな成分のなかでも、サメの生命維持に大きな役割を果たしているのが、スクアレンという成分です。このスクアレンという成分は、人間の健康と美容にも役立つ成分で、女性の化粧品の材料としても使われています。最近では、鮫肝油が女性に人気があるということも、これで納得できますね。
鮫肝油に豊富に含まれるスクアレンは、ガンの発生リスクの抑制に、優れた効果を発揮する成分であるということが、世界中の学者による研究結果で明らかになっています。実は、深海鮫はガンにならないという特殊な性質を持った生き物なのですが、これはスクアレンが大きな影響を及ぼしているからといえるでしょう。また、ガンにかからない深海鮫は、非常に長寿といわれています。私たちも、肝油から深海鮫の生命の源であるスクアレンを摂取して、ガンに負けない体をつくり、いつまでも元気でいたいものです。


