肝油とビタミン
日本での肝油はもともと、栄養補助食品といった位置づけで作り出された食品でした。質素な食事で不足しがちな栄養素を、肝油で効率的に摂取することが目的だったのです。しかし、現在では肝油のさまざまな成分が、私たちの体に栄養分を補給するだけでなく、さらなる健康増進の効果が期待できるものとして認識されています。骨や関節に良いとされるコンドロイチンや、肌の健康に良いとされるスクアレンなどを豊富に含む肝油は、とくにそれらの部位が気になる、女性や高齢者からの人気が非常に高まっています。
しかし、肝油に含まれる成分は、コンドロイチンやスクアレンだけではありません。その他にも、私たちの健康に役立つとされる成分を多彩に含んでいます。そのうちの一つが、ビタミン類です。ビタミン類は人間が生命を維持していくために必要不可欠な栄養素であり、毎日の食事で適切な量を摂取していく必要があります。肝油にとくに多く含まれているビタミン類として挙げられるのは、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンDです。
肝油に含まれるビタミンAは、私たちの体の表面を覆う皮膚の健康に役立つだけでなく、粘膜を保護したり、風邪を予防したりする役割を果たすといわれています。そのほかに、目を健やかな状態に保つために役立つなどともいわれています。
ビタミンEは、「体のサビ」ともいわれる活性酸素の働きを抑える、抗酸化ビタミンの一種として有名です。体内に取り込まれた酸素が変質した活性酸素は、体が持つ正常な機能を妨げてしまいます。また、生活習慣病やガンの原因になるともいわれています。そのような活性酸素から身を守るために、肝油のビタミンEに期待が高まっているのです。
ビタミンDが不足してしまうと、骨の健康に大きな影響があるといわれています。とくに高齢者の場合は、骨がもろくなる骨粗鬆症の原因になるとも考えられています。肝油には骨や健康を守るのに役立つとされるコンドロイチンが豊富に含まれているので、骨の健康を気にする方には肝油が良いパートナーとなるかもしれません。


