前震発生

社屋内に残っていた社員を1Fホールへ集合させ、安否確認。同時に、一部地域の方が避難を希望されたため、約30名ほどの方を受け入れました。
SOCIAL ENGAGEMENT ACTIVITIES
平成28年熊本地震において被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
株式会社えがおは、「平成28年熊本地震」にて震度7を記録した熊本県に本社を構える企業です。
この大地震は、熊本のみならず大分にも大きな被害をもたらし、多くの方々の生活を一変させました。
株式会社えがお 代表取締役社長 北野 忠男
震災により私たちの会社も一時的にライフラインも止まり、社屋の破損なども一部ありましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。業務の面ではお客様からの受電ができないといった影響がありましたが、こうした緊急時のことも想定し、社員寮を本社の近くに建てておりましたので、従業員の一部は地震後すぐに会社に駆けつけることができ、一斉に復旧作業に取り掛かりました。その甲斐あって、4月14日、15日は通常営業をすることができました。本震後の16日のみ営業を停止し、17日からは一部再開することもでき、被害は最小限に抑えることができたと思います。
また、震災が起きてからすぐに、全国のお客様から電話、そして1千件を超えるお手紙をいただきました。
お客様のみならず、日頃私たちを支えてくださっているビジネスパートナー様もすぐに支援物資を送ってくださり、こうした温かい励ましのおかげで、社員一同が復興に向けて頑張ろうと前向きな気持ちになり、大きな励みとなりました。
私たちは常日頃から、経営理念にある「世界の人々の健康と笑顔」「社会貢献」「社員の幸せと成長」を軸に考えています。しかし今回の震災を受けて改めて、有事の際は、「社員とその家族を守る」「全国にいる商品を待っているお客様を不安にさせない」「困っている人たちを助ける」ことを会社の方針として決定しました。
今回の震災を受け、普段の日常が当たり前ではないこと、そこに対する感謝の気持ちを忘れてはならないと強く心に誓いました。そしてその想いを復興への力に変え、これからも歩み続けていかなければならないと思っています。私たちは、熊本の企業として、そして全国の皆さまの健康を支える企業として、「健康」の面から、これからも熊本の復興、県民の笑顔と力強いパワーを取り戻すために尽力してまいります。
社屋内に残っていた社員を1Fホールへ集合させ、安否確認。同時に、一部地域の方が避難を希望されたため、約30名ほどの方を受け入れました。
コールセンター以外の従業員を中心に、社内の復旧作業にあたり、コールセンターは通常通り営業を再開しました。
復旧したばかりの社屋は、前震以上の大きな揺れにより、一瞬にして社内のありとあらゆるものがなぎ倒されてしまいました。
前震後に避難されていた方々に加えて避難者は増え、最大200名近い地域の方々を受け入れ。指定避難所ではなかったため物資は届かず、従業員が自らおにぎりやおみそ汁を作り、避難者の方々へ提供しました。
4/14(木) | 通常営業 21:26 前震発生 |
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4/15(金) | 通常営業 25:25 本震発生 |
4/16(土) | コールセンター営業停止/熊本物流拠点からの商品発送停止 |
4/17(日) | コールセンター一部営業再開 |
4/18(月) | コールセンター営業再開 |
4/20(水) | 熊本物流拠点からの発送再開 (熊本県内除く) |
4/21(木) | 熊本県内発送 (南阿蘇・益城エリア) |
5/13(金) | 熊本県内全域への発送再開 |
また16日は、コールセンターの営業停止、熊本物流拠点からの商品発送を停止し、経営幹部による方針会議を実施。同時に若手社員による復旧作業に取り掛かかりました。
東区役所と連携し、7月中旬まで旧社屋を避難所として開放しました。
本震発生3日後から、従業員が避難所に足を運び、避難者の方々の健康を少しでもサポートできるようにと青汁やサプリメントの配布、炊き出しを実施。週末は、代表自ら避難所に足を運び、避難者一人ひとりの声に耳を傾け心のケアを行い、7月末までに県内の避難所約200か所を350回以上に渡り訪問しました。
子ども達に少しでも笑顔になってもらおうと、熊本のプロサッカーチームであるロアッソ熊本の選手たちとともに、サッカー交流会を数回に渡り開催しました。
震災で被災しながらも、熊本のために精力的に各地で活動をしていたロアッソ熊本の選手たち。選手たちの力になりたいと、社員食堂とトレーニングジムを無料開放しました。
被災したお客様の力になりたいと、従業員がボランティアでお宅を訪問し、ご自宅の清掃のお手伝いに行ってきました。
避難者の多くが仮設住宅へと移り、復旧から復興へと前進しはじめた9月14日に復興支援金として熊本市へ1億円を寄付しました。
南阿蘇へ家財道具を保管するためのコンテナ設置費用を寄付しました。
震災から1年を迎えた4月14日。社員やその家族、企業内保育園の子ども達の手作り灯籠に明かりを灯し、地震によりお亡くなりになられた方々へのご冥福をお祈りして「えがお復興あかり」を開催しました。
(2018年4月も同様に開催)
益城町のテクノ仮設団地と木山仮設団地で開かれている「おしゃべりカフェ」に毎月訪問。一緒におしゃべりや食事作りをして交流を深めました。
「熊本の方々へ笑顔を届けたい」とえがおの商品をご愛飲いただいているお客様から頂いた絵本(お客様が制作されたもの)を被災地区の保育園へ寄贈しました。