えがおコラム

2019.8.22更新

「もしも」の不安に備えて家族でできる防災ルールをつくろう

画像出典:PiXTA


9月1日は防災の日。
災害大国ニッポンにおいて、地震や火災、台風などの災害から身を守る防災対策は欠かせません。しかし、家族全員で災害への備えをきちんと共有しているというご家庭は少ないのでは?今回は、災害から命を守るために家族全員が知っておくべき防災対策を紹介します。


家の安全をチェックしよう

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自分でできる防災対策の1つが、家の安全チェックです。「万が一のことが起こったら」という具体的なシーンを想像しながら、家の中が安全かどうかチェックしてみましょう。

避難できるスペースをつくる
安全なスペースを確保するためには、家の中の大型家具をできるだけ1か所にまとめておくことが重要です。大地震が起こると、大型家具が倒れてその下敷きになり、逃げ遅れてしまうケースが少なくありません。特に逃げ遅れやすい小さな子どもや高齢者がいる部屋には、背の高い家具を置かないよう注意しましょう。

子ども部屋や祖父母の生活スペースには、できるだけ背が低く、倒れにくい家具をそろえることをおすすめします。また、家具だけでなく、ダウンライトや蛍光灯など、上から落ちてきそうなものがないかも確認しておきましょう。

被災したときに家の外へスムーズに避難できるよう、「通路を塞がないような家具の配置になっているか」もポイントです。

家具の転倒防止
家具の配置を整えたあとは、家具が転倒しないよう、市販の転倒防止グッズを用いて地震対策を施します。天井面はL字金具やワイヤー、ポール式器具などが有効です。扉や引き出しには開放防止器具を取りつけ、ガラス素材の部分には飛散防止フィルムを貼っておきましょう。

グッズに頼るだけではなく、倒れにくい家具にしておくことも重要なポイント。重いものは下のほうへ収納する、底面にはズレ防止用シートを敷くなど、ちょっとした工夫の積み重ねで身を守ることができます。

停電に備える
大きな災害は、ライフラインにも影響をおよぼすことがしばしばあります。寝ている間に停電になってしまっても慌てないよう、枕元に懐中電灯を置いておくと安心です。灯りがあるだけで精神的な負担も軽減するため、予備の電池とともに準備しておきましょう。

防災グッズを準備しよう

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ここ数年で続いた大規模災害により、家庭でも防災グッズを準備しようという動きが全国的に高まっています。生活用品のすべてをそろえることはできないため、優先順位をつけて重要度の高いものから用意しましょう。

絶対に必要な防災グッズ
まずは、生きるために欠かせないものを確保します。
3日分の飲料水や非常食(アルファ米、ビスケットなど)、その他ティッシュペーパーやトイレットペーパー、マッチ、ろうそくなどの生活必需品が必須のアイテムです。

これらのアイテムは避難するときに持ち出せるよう「非常持ち出しバッグ」にまとめておきます。中に入れておきたいのは以下のとおり。
飲料水や食料品、カイロなどは定期的に消費期限や使用期限をチェックしておきましょう。

※非常持ち出しバッグに準備するもの
・飲料水・食料品・貴重品・救急用品・マスク・軍手・懐中電灯・電池・衣類・下着・タオル・防災毛布・携帯ラジオ・携帯電話の充電器・使い捨てカイロ・ウェットティッシュ・洗面用具・携帯トイレ・持病の薬・赤ちゃんのお世話グッズ・ヘルメット など

なお、大規模な災害発生時には「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。また、飲料水だけでなく、トイレ用などの生活用水もポリタンクに入れるなどして用意しておきましょう。

代替えできる!あると便利なグッズ
防災に役立つアイテムは、専用のグッズだけではありません。普段は別の使い方をしている日用品でも、活用方法を覚えておくと万が一のときに役に立つかもしれません。

・ラップ…食器に敷いて洗い物を減らす(水の消費量を抑える)、体に巻いて防寒対策、怪我をした際の、包帯や骨折時の添え木の固定など
・新聞紙…体に巻いて防寒対策、骨折時の添え木の固定、折り畳んで簡易スリッパにする、子どものおもちゃなど
・生理用ナプキン…ガーゼの代わりに傷口を保護、止血用パッド、下着に装着し洗濯を減らすなど

食料不足時の栄養補給
災害時は、食料不足や物資不足が深刻になり、非常食などの限られた食べ物しか口にすることができません。
そうなると、お米やパンなどからたんぱく質や糖分を摂取できますが、長期保存しにくい野菜を食べることができず、ビタミン不足になることも。

ビタミンは、体の機能を正常に保つために欠かせない栄養素ですので、いざというときのためにサプリメントや青汁などの健康食品を非常食と一緒に準備しておくことをおすすめします。

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連絡手段を共有しておこう

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災害時は家族が離ればなれになってしまうことも考えられます。お互いがどのように連絡を取り合えば良いのか、家族で話し合っておきましょう。

安否確認には、災害時に使える災害用伝言ダイヤルが有用。では災害用伝言ダイヤルとはどういものなのでしょうか。

災害用伝言ダイヤルとは、日本国内で大規模な災害が発生した場合で、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に共通の電話番号を使って伝言の録音やその再生ができるというシステムです。

ここに録音を残しておくことで、電話回線がつながりづらくなったときでも家族や知人に無事を知らせることができます。しかし、大規模災害のときには「30秒の録音が最大10回まで」という制限が課されるため、録音頻度に注意して使用しましょう。

・災害伝言ダイヤル(録音):171+1+共通で使用する電話番号+録音
・災害伝言ダイヤル(再生):171+2+共通で使用する電話番号+再生

災害伝言ダイヤル以外にも、
・自宅を離れて避難する場合に、家のどこにどんな風に書き置きを残すのか
・家族に連絡がつかないときに、どの親戚に仲介してもらうか
といったことは普段からお互いに確認しておきましょう。

集合場所を決めておこう

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災害が起きた場合の待ち合わせ場所を確認しておくことも重要です。自治体が発行するハザードマップを参考に、自宅から最寄りの避難所までのルートを家族で歩いて確認しましょう。実際の経路を歩いておくことで、とっさのときにも冷静に行動できます。

ただし、避難所は多くの人が集まるため、その中から家族を見つけることは難しいかもしれません。避難所の確認とあわせて、より具体的な集合場所と集合時間を決めておくとスムーズに再会できるでしょう。「体育館前に3時から3時15分に集合」など具合的に指定することで、何時間も待って疲れてしまうことも防げます。

家族と離れているときに被災すると、安否が心配でいてもたってもいられなくなってしまうかもしれません。しかし、災害直後にむやみに家族を探して動き回ったりすることは、お互いのリスクを高めてしまいます。安全が確保できてからきちんと再会できるよう、日ごろから災害時の対策について話し合っておきましょう。



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