2019.4.09更新

黒酢とは?他の酢との違いは何?


最近、スーパーやドラッグストアでもよく見かけるようになった黒酢。黒酢は長年、健康飲料として親しまれてきました。最近では黒酢商品も飲料からサプリメントなど様々販売されるようになった為、そもそも黒酢って何?と思われる方もいるかもしれません。

黒酢と他の酢との違いは大きく分けてその「製造方法」と「原料」にあります。通常、料理などによく使われる酢は米酢が使用されており精米された米を使っているのに対し、黒酢は、精米する前の「玄米」が使用されています。玄米は、白米とカロリーはほぼ同じでありながら、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含んでいます。また製造方法も独特で、主に南九州で製造されており黒酢と言えば甕壺に入っている姿を想像される方もいると思います。

原料も玄米、麹菌、水のみを使用し一年以上かけて自然発酵、熟成させます。南九州は、日本の中でも、夏は涼しく冬は暖かい為、黒酢を自然発酵させるのに適しているのです。

酢の種類は?黒酢と香酢やりんご酢との違い


黒酢の他に、香酢やりんご酢、またはブルーベリー酢など様々な種類の食酢が販売されています。これらの違いは何になるのでしょうか?大きく食酢は穀物由来の酢と果実由来の酢に分けられます。

穀物酢は精米を使用した米酢、玄米などを使用した黒酢などがあります。果実由来の酢は、りんごを原料とし発酵させたりんご酢、ブルーベリーを発酵させたブルーベリー酢などがあります。

最近ではリンゴ酢やブルーベリーなど果実由来のお酢が女性に人気ですが、黒酢がおススメです。黒酢は原料が玄米でできているため、豊富な栄養素が溶け込み必須アミノ酸やビタミン、ミネラルなども豊富に含まれています。日本の伝統が紡いだ健康の雫なのです。

黒酢に含まれるアミノ酸


私たち人間の身体は水分が約60%を占めており、約20%がたんぱく質で構成されています。このたんぱく質に必要なのがアミノ酸になります。アミノ酸は体内で生成することのできない9種類の必須アミノ酸と体内で生成できる11種類の非必須アミノ酸でできています。

9種類の必須アミノ酸は体内で生成することができないため、体外から取り入れる必要があります。黒酢には、他の穀物酢や果実酢よりも多くのアミノ酸が含まれており、必須アミノ酸も含まれています。

米などの原料でできている穀物酢はたんぱく質の量が多くその中でも黒酢は玄米を原料としているためアミノ酸の量が高いのです。また、黒酢は熟成までに長い時間をかけているため、より細かくたんぱく質が分解され、米由来の米酢に比べアミノ酸の量が豊富に含まれています。



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