「黒酢」の種類についてご紹介!海外にも人気の黒酢があるんです。 黒酢の種類 「黒酢」の種類についてご紹介!海外にも人気の黒酢があるんです。 黒酢の種類

黒酢の原点は、「黒酢のこだわり」の部分で触れているように、日本では鹿児島県霧島市福山町であり、「壺酢」が最初です。
その昔、この町は中国や琉球からの産物の行き来する中継地点でもありました。そのため、他の県に比べて中国とは深い親交があったのではないかと思います。
実は、黒酢は日本だけでなく、中国でも大変人気のあるお酢なんです。

熟成期間が長く、琥珀色で栄養価の高い日本の「黒酢」 熟成期間が長く、琥珀色で栄養価の高い日本の「黒酢」

原料に玄米を使用し、南九州の恵まれた地域でつくられる日本の黒酢。長い時間をかけ、壺の中で熟成を待ち、麹や酵母、乳酸菌を使って発酵させるという製造方法が特徴です。(「黒酢って何?」のところで詳しく触れています。)
熟成期間の中で、味もまろやかになり栄養価もぐっと高まるので、“健康に良い”と人気です。

中国で有名な「香醋(こうず)」も黒酢です。 中国で有名な「香醋(こうず)」も黒酢です。

中国はお酢の消費量が世界一多いと言われています。これは、家庭での使用頻度がとても高いということです。お酢の最高峰といわれる香醋も黒酢ですが、熟成に大変長い時間がかかります。熟成時間が長いことで、私達が日ごろ使うようなお酢の持つ、独特の鼻につくような刺激臭は少なくなります。中国では料理はもちろん、デザートにかけるなど人々にとってとても身近な調味料ですが、香醋(黒酢)を調味料としてだけでなく健康を考えて使用されているようです。

■「香醋」の原料や製造方法について

中国で最も有名な酢である香醋はこだわりを持っており、主な原料はもち米と麦胚芽などが多いのですが、製造方法は、原料を焙煎したり、砂糖を加えたり、酒粕でつくるという方法もあります。香醋の色は、濃厚で黒褐色をしているか、紅褐色くらいの濃色が多く出ています。香りも良くそういったところが親しまれています。この香醋は、古来の宮廷への献上品として選ばれていたそうです。

  • 黒酢のこだわり