えがおの黒酢は、鹿児島県霧島市福山町でつくられた伝統の黒酢を使用。伝統のこだわりを実感してください。 健康の強い味方「黒酢」ってどんな食品? その基礎知識をレポート! 「黒酢」の知られざる誕生秘話や歴史をひも解く! 「黒酢」に含まれる スゴいパワーの栄養成分とは?これが健康の源です。 「黒酢」の種類についてご紹介!海外にも人気の黒酢があるんです。 黒酢は、一般的な他の穀物酢や果実酢よりもアミノ酸が多く含まれている事が知られています。 黒酢が一般的な他の酢に比べてアミノ酸が多くなるのは「原料」と「産地」そして「製造方法」に秘密があるようです。 黒酢はここ数年で注目されるようになりましたが、鹿児島県霧島市福山町での黒酢の歴史は長く、実際は200年も前からこの町で黒酢がつくられていたことがわかっています。 この町の特徴は、カルデラの崖壁に三方を囲まれ、残る一方は海に面した低地であることです。台地に降った雨水が一度地中に浸透してから湧き出てくるため、水温が地中に浸透した時の温度と同じようになります。そのため、水の温度が地中の時でも湧き出た時でも変わらずに保たれています。 日本の中でも、夏は涼しく冬は暖かい、過ごしやすく、恵まれた気候の地域です。その恵まれた気候と台地の地下水、玄米、そして、黒酢に欠かせないのは薩摩焼のかめ壺 (「アマン壺」とも呼ばれる)が黒酢をつくるための環境に最適でした。 このように様々な良い条件が重なり、恵まれた環境である鹿児島県霧島市福山町が黒酢の産地となりました。 この町の気候は安定しており人が住んでも住み心地の良い恵まれた気候ですが、黒酢は原料となる素材の出来によって、 味や質が影響されやすいところがあります。その為、黒酢の量産は難しいのではないかといわれています。 しかし、この町では昔から、米を国産玄米に限定してつくるというところにこだわりがあり、良質な黒酢をつくり上げるためには妥協をしないという姿勢がうかがえます。 壺でつくる製造方法は手作業も多く膨大な時間が掛かりますが、その苦労が味と質の良いものをつくるのだと思えば、決して妥協はしません。それは、地元の人にとっても黒酢は大切な健康の源となっているからです。 伝統製法で黒酢をつくるために欠かせない容器、薩摩焼でできた壺「アマン壺」。複雑とされる黒酢づくりの流れをこの壺の中で行います。 黒酢づくりは、麹や酵母、乳酸菌を使って発酵させるのですが、そこに約1年半という長い時間をかけます。 壺の中で熟成を待ち、発酵させるという方法が他の食酢と違うところです。(普通の食酢は、約3ヵ月程度でできます。) 長い時間をかけることで、より熟成させることができ、それによってアミノ酸が含まれる黒酢が出来上がります。しかし、黒酢の栄養価が高いと言われるのは、原料だけではないのです。 恵まれた気候と地下水、アマン壺、これらの全てが揃ってこそ実現した高い栄養価なのです。